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カンブリア宮殿【奇跡の構造転換で復活!「攻め」の経営とはこういうことだ!】 [カンブリア宮殿]

デジカメ時代の到来で揺らいだ写真フィルム産業。同業の名門、コダックが破綻する中、

富士フイルムはどのように事業の抜本改革を成し遂げたのか?新たな「屋台骨」とは?




富士フィルムの中で、写真フィルムの製造がここ10年で10分の一に、しかし売り上げは約2倍になった
コダックが経営破たんした裏で、富士フィルムが生残った訳を社長兼CEO 古森重隆が語るには
コダックに無くて富士フィルムに有ったものとして
一つはチャレンジャー精神と、多角化の幅、技術の深さが違ったと言う

コダックは日本の富士フィルムを攻めてきたのだが両者にとって本当の敵はデジタルだったと

たとえば「トヨタが自動車を作れなくなったらどうする」と考えた場合
コダックはフィルムにこだわったため結局つぶれてしまったように思う


その多角化の一つに化粧品「アスタリフト」を作った事があげれれた

なぜフィルムメーカーが化粧品を?
勝負できる分野は何か徹底的に洗い出した結果
それは、フィルムを作る技術がそっくり化粧品の技術に応用できたからだとか
粒子を小さくする(ナノ化)技術と、写真の乳剤はゼラチン(コラーゲン)なので
今までなんでやらなかったのかと言うくらい知り尽くしているとの事



もう一つが液晶テレビの「タックフィルム」
幅2メートルのフィルムを作ることが出来るのは世界でここだけで
これも写真フィルムの技術を使用しているという




今後も攻めの経営をということで
2000人のスタッフが入るという巨大研究所で新たな技術で新ビジネスも
「ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ」というヘーゲルの言葉を引用し
梟を飛ばし世の中を探らせ、明日をどうするか考えるという意味だそうだ



他の日本の製造業では、近年不振であえぐ企業も多い中
技術力に裏打ちされた変革を行えるかどうかが分かれ目といえるのでしょうか





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Simple

marumaru さん

大前研一氏の見解が面白かったので紹介します。
富士フイルムの改革には、確かにTVで紹介されたような側面があったことは否定しませんが、そのためにはお金が必要です。
大前氏によると小森氏が社長になった時、富士にはフィルムの高収益で蓄えた2兆円にも上る莫大な現金があったそうです。2兆円と言ってもピンとこないですが、2万人の社員に一人1億円配ることができるお金です。

一方のコダックはそんなに大量のキャッシュの保有を株主が許さない(株主に還元しろと要求が出る)ため、お金が無かったことが今回の破たんにつながったと書いていました。
確かにそうだと思いました。
とは言え、もちろん経営者の手腕の差は否定しませんが...。

by Simple (2012-05-11 21:46) 

marumaru

Simpleさんコメントありがとうございます
なるほど別の角度から見るとまた違って面白いですね
潤沢なな資金が、特に開発にかけることの出来る資金がある会社が
強いというのはある意味あたりまえではありますが
大企業ほど当たり前のことが出来無いって言うのが現状かもしれませんね。

by marumaru (2012-05-11 22:42) 

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